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とびひ(伝染性膿痂疹)とはどんな病気?

とびひ(伝染性膿痂疹)とはどんな病気?

とびひとは、正式には伝染性膿痂疹と呼ぶ、細菌による皮膚の感染症です。
虫刺されやあせもをかき壊して傷になった部位や、乾燥肌やアトピー性皮膚炎による皮膚のバリア障害があるところに細菌が感染して生じる疾患です。
主に小児にみられることが多い疾患ですが、大人でも起こりえます。

とびひ(伝染性膿痂疹)の種類

臨床的には原因となる細菌の種類によって二つのタイプがあります。

  • 水疱ができるタイプ(水疱性膿痂疹)
  • かさぶたができるタイプ(痂皮性膿痂疹)

水疱性膿痂疹

夏季に、主として乳幼児に好発する膿痂疹の多くを占め、黄色ブドウ球菌が原因菌です。
顔や体、四肢に赤みとかゆみを伴う水疱ができては破れ、びらんを形成します。 水ぶくれの内用液をを触った手でほかの部位を触ることで、ほかの部位にも拡大します。

痂皮性膿痂疹

季節とはあまり関係なく、ときに成人も罹患する病型で、A群溶連菌が原因となります。
赤みのある皮疹ができて膿疱となり、やぶれて厚いかさぶたを形成します。
10%程度に腎炎を合併することがあるので注意が必要です。

とびひ(伝染性膿痂疹)の治療方法は

抗生物質の外用、内服を行います。
患部を石鹸でよく洗い、しっかりと洗い流すことが大切です。

日常生活の注意

 

日常生活の注意

タオルなどからうつる可能性があるので、ほかの人との共用は控えるようにします。
プールでもうつる可能性があるので、治癒するまでは控えます。
日ごろから爪を切って、かきむしることで皮膚を傷つけることのないように気を付けましょう。

よくある質問

とびひに感染したら幼稚園、保育園、学校は行ってもいいですか?
患部をガーゼや包帯できちんと覆っていれば基本的には休む必要はありません。
患部の範囲が広い時や、お顔にしっかり症状がある場合はお休みしたほうがいい場合もあります。
プールへは入っていいですか?
プールの水ではうつりませんが触れることで症状を悪化させたり、他の人にうつす恐れがあります。とびひが治るまではプールや水泳は避けましょう。

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とびひ(伝染性膿痂疹)の治療は、基本的に「保険診療」で行っておりますので、診療時間内にご来院ください。
当院は、小児皮膚科にも力を入れております。

とびひ(伝染性膿痂疹)にお薦めの治療法

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