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粉瘤とは

粉瘤とは

粉瘤とは、正式には表皮嚢腫とよばれる良性の皮膚腫瘍で、皮膚の内側にできた袋に角質がたまって生じる腫瘤です。
多くは、毛穴のところがおちくぼんで袋状の構造物を形成すると考えられていますが、毛のない手足では、小さな外傷がきっかけとなって生じことがあります。(外傷性表皮嚢腫)

粉瘤の症状

粉瘤の症状 粉瘤の症状

通常はドーム状に盛り上がって、やや固くふれる腫瘤で、中央に黒点様の開口部がみられることもあります。
強く圧迫すると、開口部から白い粥状の内容物が排出されることもあります。
何らかの原因で炎症が加わると、腫れて大きくなり痛むことがあります。(炎症性粉瘤)
二次的に細菌感染を合併すると炎症が増強して、抗生物質の内服や切開して排膿させる処置が必要になることがあります。

粉瘤の治療

炎症を伴わない場合

良性の腫瘍のため、経過観察も可能です。
根治をのぞむ場合は、外科的に嚢腫ごと摘出する手術を行います。

炎症を伴う場合

上記のように、抗生物質の内服や排膿のための切開処置を行います。
一度炎症をおこした粉瘤は周囲の組織との癒着を生じているため、根治的な手術を希望する場合には、3か月程度経過して炎症が十分におさまってから行います。
1センチ程度までの粉瘤であれば、当院での日帰り小手術が可能です。

よくある質問

粉瘤を放置してたらどうなりますか?
粉瘤は放置しても完全に治ることは、ありません。
放置していると腫瘍が徐々に大きくなったり、細菌感染によって炎症を起こしたりします。普通は痛みなどの症状がない為に放置されがちですが、感染などを引き起こす前の小さな時に摘出することをお勧めしています。
予防策はありますか?
基本的に粉瘤そのものを予防する方法はありません。
しかし、肌を清潔に保つ、刺激を与えないなど肌を良い状態に保っておくのに越したことはありません。少しでも気になる症状がある場合は専門の医療機関に相談しましょう。

粉瘤にお薦めの治療法

各治療法ページにて施術内容や料金など、詳しくご覧いただけます。