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ウイルス性疣贅(イボ)とは

ウイルス性疣贅(イボ)とは

赤ちゃんから高齢者まで性別問わずに誰でもできてしまうイボ。「ウイルス性疣贅」をとも呼ばれており、いくつかの種類があります。

皆様が「イボ」と思っているものも、皮膚科医の診断では、実に様々なことなる皮膚病が含まれております。

多くは、足の裏、足の指、手のひら、手の指などに、盛り上がりのあるしこり(イボ)ができます。多くの場合で1箇所だけでなく、数カ所に同時発生します。

触ってしまうことにより手指や手のひらに症状が拡がってしまうこともあります。

ウイルス性疣贅(イボ)の原因

ウイルス性疣贅(イボ)とは

ヒト乳頭腫ウイルス(human papillomavirus:HPV)というウイルスの感染によって起こります。

イボのウイルスも正常な健康皮膚には感染できないと考えられています。

ただ、一見健康なお肌でも、擦り傷や手荒れや髭剃り、性交などを伴なって生じる小さな傷に入り込み感染します。

感染後すぐにイボになるわけではなく、数週間から数年かけて現れると考えられています。

ウイルス性疣贅(イボ)の種類

◆尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

子供や大人に多く見られる「イボ」です。
大きさは、肉眼で確認しにくい小さなものから、えんどう豆大までのイボで、表面はザラザラしています。
爪の周囲は、ささくれが生じやすく「いぼ」ができやすい部位です。
足の裏は、体重がかかるため隆起していないものが多く、表面もツルツルし光って見えることがあります。

◆扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)

顔・手の甲・下腿に多く見られ、褐色調です。青年期の女性にみられやすいのが特徴です。線状にいぼがみられることもあります。

◆尖圭コンジローマ(性器いぼ)

性行為や類似行為によって感染し、肛門周囲・外陰部・口腔内に生じる「いぼ」です。

※水いぼ(伝染性軟属腫)もウイルス性のいぼですが、伝染性軟属腫ウイルスという、異なるウイルスが原因ですので、治療法も違います。
※ウイルス性以外にも、首いぼ・脇いぼ・腹イボ(軟属性繊維腫・アクロコルドン)などもございます。

ウイルス性疣贅(イボ)のできやすい場所

ウイルス性疣贅(イボ)のできやすい場所

  • 顔面
  • 外陰部

このような部位にイボがあったら、早めに受診しましょう。

ウイルス性疣贅(イボ)の治療

◆冷凍凝固療法 (液体窒素)

当院では、液体窒素を使った冷凍凝固療法でウイルス性イボを治療していきます。
専用の綿棒を使い、-196度の液体窒素でウイルスが感染した皮膚を凍らせます。凍傷のようにして感染した細胞ごとイボを壊す治療です。

治療時間は、数分ととても短い時間で終了です。
ただ、治療期間は、イボのできた場所の皮膚が厚い・いぼが大きいと治療に時間がかかります。
なるべく早めの治療が重要です。

1~2週間おきに、まめに継続的に治療をするのが理想です。
医師の指示に従ってください。

◆ほかの内服薬や外用薬

上記の治療が追いつかないほど多発してしまっている場合、ハトムギエキスのヨクイニンの漢方内服が効く場合があります。

このように様々な治療法がありますので、ほかのクリニックで治らなかった場合でもご相談下さい。

ウイルス性疣贅(イボ)に似た病気

ウイルス性疣贅(イボ)に似た病気

  • 脂漏性角化症(老人性疣贅)
  • アクロコルドン
  • たこ
  • うおのめ(鶏眼)

上記は、似ていますが、ウイルス感染によるイボではありません。

ウイルス性疣贅(イボ)のよくある質問

うつりますか?
うつります。気にして触っていると、増えていきますのであまり触らないようにしましょう。
公共の場などの足拭きマットなどを介してうつることもあります。
痒くなったり・赤くなったりしますか?
いぼの種類にもよりますが、治療を続けていくことで、消失が近くなってくると、いぼの周囲が赤くなったり、かゆみを生じたりします。
できるだけ、掻かないようにしましょう。
すぐ治りますか?
いぼがとても小さいうちに受診していれば、数回の治療で終了することもございます。
ただ、ほとんどの場合、数回では難しく、繰り返しの治療が必要となります。

ウイルス性疣贅(イボ)のご相談はこちら

ウイルス性疣贅(イボ)の治療は、基本的に「保険診療」で行っておりますので、診療時間内にご来院ください。
当院は、小児皮膚科にも力を入れております。

ウイルス性疣贅(イボ)にお薦めの治療法

各治療法ページにて施術内容や料金など、詳しくご覧いただけます。